オルツで学ぶインチキAI企業の見分け方

AI銘柄で有名になったオルツさん収益過大計上疑惑で株価急落
AI GIRIROKUで年商60億を誇る、優良企業オルツさんですが、2025年4⽉25⽇突如決算発表の延期を延長するリリースが出ました。
オルツさんが上場していらっしゃると夢にも思っていなかったのですが、田端さんのTweetをきっかけに知った次第です。業界関係者として不勉強だった事を反省しつつ、あれ?オルツさん上場できたの?(あのインチキプロダクトで?)というのが第一印象でした。
田端さんのツイート量が異様に膨大になるので、トレースするのが大変なので、事の経緯はSuanでご確認下さい。
【オルツ粉飾疑義の時系列まとめ】続・田端信太郎氏のジャーナリズムが止まらない。オルツ粉飾疑義にADKも関与か | Suan | スタートアップメディア
第三者的な冷静な情報は日経の情報を参照いただくと良いかと思います。
オルツ、売上高過大計上で第三者委設置 決算発表を延期 - 日本経済新聞
AI新興のオルツ、収益過大計上疑惑で株価急落 問われる企業統治 - 日本経済新聞
事件概要ざっくりまとめ
IT系上場企業の不正経理のお約束としては
- 在庫預け
- 循環取引
がお決まりでして、今回の不正経理は、田端さんが入手されたと公開されている情報が正しい場合は、ほぼ両方を実行している犯罪となります。
オルツさんでは、サブスク2.0という錬金術の発見!というお話だったらしいのですが、この手法は伝統的な犯罪でしかありません。
オルツさんが1.2億円を支払い、ADKさんがZyxさんに1.1億支払い、Zyxさんがオルツさんに1億円のサブスク契約を行う、という自分のお金でAIGIJIROKUを買っているというシンプルな構造ですが、これだと広告費用がほぼ使われていない(広告が出されていない)状況になりますので、もはや何をやりたいのか理解に苦しみますね

AIポエムの歴史を振り返る
この事件
2017年のAIバブルの時の2017年AIポエムと未来のポエムを
AI未来ポエム(澪標アナリティクス株式会社 秋山泉氏) | AI専門ニュースメディア AINOW
を一読いただければ、似た感じだよね?ってなると思います。
引用して深い考察するのは今回は控えます
AI議事録を考えてみる
このサービスですが、Zoom/Google Meet/Teams の標準機能のVoice2Textでの文字起こし
いずれかの生成AIによる要約
の2工程をやってくれるサービスですが、どこかのサービスを使っているとほぼ無料で利用する事が出来る訳です。
つまり…利用価値ゼロ
Salesforceに組み込まれたSales Cloud Einsteinであれば、BANT情報や、商談ステージを自動でUPDATEしてくれたり、営業時のアドバイスに利用できたりと設定が楽なのもあって、競争優位性があるのは分かるのですが、(とは言え、これも少し手作業すると無料で来ちゃうんですが)
さすがに2025年の現時点で年商60億、9000有償アカウントがあるようにも見えないのが不思議な所で、営業マンが強いのかなという印象でした。
とは言え、、、、循環取引で膨らませていたといのも凄いお話です
(不正)売上 生成AGENT爆誕!
したのかもしれませんが、これ以上やると怒られる可能性もありますので、本日はここらへんで・・・
IT業界は不正の温床ではありますが、正直にお客様のビジネスを改善する事にFOCUSしているベンダーが多い(大半)なのも事実です。
インチキAIベンダーの詐欺にひっかからずに皆様のビジネスを運営いただけるようご注意ください!
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