ロシアではじめるはじめての需要予測プロジェクト…少量多品種の商品の需要を3か月スパンで予測せよ!

赤の広場

saint basil's cathedral moscow russia

ロシアの仕事は、おそロシア

実は短期間ながら、ロシアでスーパーの店長をしていた時期があるのですが、着任早々…1998年8月17日の恐怖のロシア財政破綻という恐怖を味わったのでした

ほんとに人生波乱万丈ですね

さて、ロシアで日本食スーパーを経営している会社の店長だった事もあり、当時は1年に4~6本のコンテナを仕入れていた訳です。

1年に4~6本ということは、購入ITEM数を多い方に間違えると賞味期限切れに直結するのと、少なすぎると販売機会を失ってしまう(販売チャンスロス)というジレンマを抱える事になります

前任者の方が感覚的な方だったこともあり、『日本食と言えばこれ!』『日本のお菓子と言えばあれ!』、『新商品のおすすめはこれ!』、『私の食べたいおやつはこれ!』と小ロットを多品種で仕入れていたこともあり、売れ残りと廃棄に苦しんでいました。

そういえば今はどうなっているんだろうと思って検索してみた結果がこちら

日本食の賞味期限改ざん モスクワの「ジャプロ」 

2012/10/17 18:25

http://www.chibanippo.co.jp/newspack/20121017/105688?qt-photonewstab=1&qt-accessranking=0

既に閉店しているとのことでしたが、当時私が作成した需要予測モデル(笑い)を継続利用していれば、こんなことにはならなかったのに、という悲しい思いでいっぱいだったりします。

ロシアではじめる需要予測

1998年、AIも流行していない時代ですし、多分DATA MININGも、、、、

1990年代半ばから2000年代初めにかけて一度、データマイニングという言葉と概念が大衆に広まりました。そのブームの火種となった、有名な事例に「おむつとビール」

流行っていたみたいなのですが、当時の私は全く知らなかった訳です

多分いきなり予測モデルを当てはめてたら、大失敗していたと思いますが…

AIとは平均値をちょっと良くしただけの物‐誰も論破できない最終定義

AI業界の不都合な真実 『AIってね平均値をちょっと良くしただけのもんなんですよ。ぐふふふふ』という定義を知人が言い出した事がありまして…居合わせたデータサイエンテ…

1998年、もともと営業マンだった私は、データ分析、データマイニングは何も知らなかったこともあり、全対象商品の平均値を出してみた訳でした

※小売り関連の書籍、在庫管理の本も読んでたはずなのですが…

さて、計算してみると、異様に1日当たりに売れる商品が少ない訳です(大半が1以下)

原因は、、、まさかの在庫切れ…

AIモデルを作りまくっているここ10年を振り返ると、小ロット、多品種商品の需要予測は、基本『諦めたい』になることが多いのですが、この時ばかりは、『そんな事言ってる暇あったら、次のコンテナの発注計画作って下さい』だったので、必死に商品リストを睨めっこという落ちになっていた訳でした。

この当時は、後に自分で売ることになるSPSSや、SASというソフトの事も知らない状態でしたし、そもそもRもPythonも知らなかったこともあり、当時使えたソフトはと言うと、、、Excelのみ

個人的にPCを捨てられない性格なのですが、当時のPCを起動すると、起き上がってくるまで数分かかるので当時SASや、SPSS、Rがあったとしても、予測モデルを組んでたら実務にならなかったんじゃないかと思います

多品種小ロット商品の需要予測

多品種小ロット仕入れとは言え、定番商品というのがありまして、こちらの商品はある程度の在庫が仕入れられていました。

逆に仕入れすぎて大量の廃棄になっていたのは内緒ではありますが、発注タイミングまでに時間がなかった事もあり、欠品による販売ゼロの日がない(正確には少ない)商品だけを使って販売数量を予測しました。

これで発注数量をコンテナスペースの大半を埋める事ができそうです。

『日本食と言えばこれ!』『日本のお菓子と言えばあれ!』、『新商品のおすすめはこれ!』、『私の食べたいおやつはこれ!』

をどう扱えば…なのですが、販売していた(在庫があった)期間だけに期間を絞って、販売数の『平均値』を採択しました

※実はこれが後で大事件を引き起こした、『油揚げ』事件のきっかけでしたがこの時は気づく余裕もなかったのでした

はじめてのコンテナ受取り in ロシア

当時のロシアは、ソ連崩壊後だったこともあり、税関はまともに機能しておらず、『わいろ』なしに輸入ができない状態でした。

税関の担当の方(当時の給料50ドル以下のはずのかた)がロレックスの時計を身に着けていたのが印象的で、署長さんのお部屋が、、、、もう色々な海外製品だらけでした。

真面目に商売するのがバカらしい感じになりますよね。

輸入した商品は計画通りに売れていき、在庫切れも回避できました

油揚げ事件

調子に乗ったこともあり、販売数量÷販売期間(在庫切れがなかった日数)x(必要在庫日数+α)

が完璧だと思いこんでいました。

ところが、、、ある日仕入れた油揚げが全然売れないのです。

販売数も予測通りに売れないし、なんだろう、、、という疑問を持ちつつ、当時日本人のコミュニティーを取り仕切っていた人に、去年何かあったんですかね・・・・と聞いたところ

『イベントで油揚げが必要になって、結構買った』との事でした。

と言う事で、調子に乗って大量に買った油揚げ…見事廃棄になってしまいました。

税関のお金+賄賂+輸送費があるので結構な赤字金額(廃棄金額)になって、凹んだのを鮮明に記憶しています。

最近のAI、機械学習による予測の場合、近所の小学校、中学校のイベント日や、村祭り、商店街祭り等のイベントデータを追加しておくという工夫が必要になるポイントですね

とはいえ、上記の記事にあったみたいな、賞味期限の買い残は出来る余地もないので、(冷凍して売っていたので少しは出来たのかもしれませんが)廃棄するに至った次第です。

最大の敵は2~3か月後の在庫数予測

コンテナで商品を輸入するのは実は結構大変でして…

シベリア鉄道でえっちらおっちらと長旅が必要になる事もあるので、だいたい2か月から3か月程度の輸送期間が発生してしまいます。

このリードタイムに在庫を切らせてはいけないので、実は、2か月後の在庫数量の予測もしないといけない訳ですね。

と言うことは、、、2か月~3か月後の商品在庫を予測した上で、次の発注ロットを決めなければならないという結構ハードルの高いゲームだったのを記憶しています。

前任の方は、定番商品で日持ちのするものは、前回と同じ数量で!という結構雑目な仕入れだった事もあり、これまた、先ほどのニュースのような事象に陥りそうだった訳です。

ソ連クーデターに居合わせたラッキーさ

モスクワ大学の学生寮にステイしてたのですが、朝中央棟に行ってみたら、、、、テレビに映るのは、全てクラシックバレーかオペラ

何かをやってみると、事故に巻き込まれる人生なのでしょうか

生まれて初めてソ連に行ったら、翌日(か、翌々日)クーデター(1991年8月19日)に巻き込まれたという稀有な人生です。

モスクワ大学の学生寮にステイしてたのですが、朝中央棟に行ってみたら、、、、テレビに映るのは、全てクラシックバレーかオペラ

くるみ割り人形

こんな画面だったような記憶があります。

さすがソ連は、どのチャンネルも教養高いなぁ…と思ってたんですが

クーデーターが…と言うお話でした

同じタイミングでロシアにいらっしゃったという山本〇郎さんにはお会いすることはできませんでしたね

戦車の上で記念撮影!

していた写真もあったのですが、今はどこかへ行ってしまったようです。

実はその事が大学にばれてまして、、、、しっかりお呼び出しを食らってお叱りを受けた事は言うまでもありません。

当日、元軍人の友達が、戦車の中にいる兵隊さんと軽くお話してくれまして、記念撮影していいよ!というお話になったのですが、どうぞどうぞ!で、戦車に乗せてくれたんですよね

さらに渡露後3か月後…

実は私がロシアに初仕事で来た3か月後…

ロシア政府が財政破綻!という衝撃の事件があったのも今となっては懐かしい事件です

あまりにも治安が悪化したのもあり(チェチェン紛争前夜だったのもあった気もします)、知人の家のビルで爆発があったりなんだりと、、、あまりの怖さに、日本への帰国を決定したのでした…

需要を予測したい

さて、需要を予測したいと言えばなのですが、2010年、SPSS在籍時代、SPSS時代に需要予測入門モデルというセットを作って、頑張って売ろうもしたことがありました。

当時はSPSSがIBM様に買収された直後と言う事もあり、このセットを作れば爆発的に売り上げが伸びるに違いない!なんたって、SPSS Modelerを買わないとできない事がSTATSだけでできちゃうんだし!

と社内で色々な部署と調整して、下の資料を作ってもらったのでした。

結構色々な書籍を読んで、需要予測に必要な要素、技術考え方を調査してしっかり資料を作成してあります。

もしもご興味があれば、IBMさんにお問い合わせいただくのも良いと思います。

SPSS STATSで需要予測を計算するための資料

需要予測を学びたい方はこちら

今まで複数の需要予測に関する書籍を読んできた私ですが、中でも最も良かった書籍がこちらです

Amazonさんでも中古しか売っていないので、もしかしたら・・・・絶版になったのかもしれません

本当に良い本なので、在庫がなくなってしまう前に1冊入手されることをお勧めいたします。

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